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保育士試験の科目と合格基準について

筆記試験の科目と合格基準

保育士の国家試験は、実技と筆記試験があります。
筆記試験が4月に行なわれ、実技試験は7月に行なわれます。
そして実技試験に進むためには、筆記試験の全ての科目に合格する必要があります。

保育士試験の筆記試験の科目は以下の8つになります。

・保育原理
・教育原理および社会的養護
・児童家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子供の保健
・子供の食と栄養
・保育実習理論

筆記試験はマークシート形式となり、100点満点のうち60点以上取得で合格となります。
科目の中の教育原理および社会的養護は各分野50点満点となり、それぞれ30点以上の取得で合格です。

特に難しいのが社会的養護であり、この科目をどのように対策し勉強していくかが、筆記試験合格のポイントとなります。
出題範囲が広く、10問中7問が○×の組みあわせであり、暗記して覚えるのみならず、長い文章を読み問題を解かないとなりません。

次に難しいのが教育原理となり、どのように対策し勉強するかが問われます。
選択問題と穴埋め問題となりますが、細かい部分の知識が問われるので、これが難易度を上げています。

科目数が多いので、まずは簡単な科目から手を付けていくのが良いでしょう。
科目のベースとなる保育の原理から始めて、関連する保育実習理論にすすみ、暗記する科目に移り、最後に最も時間を掛けるべき難しい科目に取り組むと良いです。
先にさっさと簡単な科目を終わらせ、難しい科目に取り組む時間を作っておくと良いです。

実技試験の科目と合格基準

筆記試験の科目にすべて合格すれば、実技試験に進むことができます。
実技試験は、音楽・絵画制作・言語の3分野あり、この中から2分野を自分で選択して受検します。

保育士試験の受験申請をする時に、実技試験の科目も選択し、受験申請書に記入します。。
筆記試験を受ける前に実技試験の内容をよく見て、自分でどれを受けるか決めていくようにしましょう。

・音楽 : ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかで課題曲を伴奏しながら歌います。
・絵画制作(色鉛筆画) : 保育園での活動の一場面を絵で描きます。
・言語 : 3分以内で園児向けの話をします。

参考サイト : 保育士試験、最後の関門!「実技」試験内容と合格のコツ

どの課題にも条件があるので、それも考慮した上で選択すると良いでしょう。
それぞれの科目は、1分野50点満点中30点以上得点で合格となり、合格通知書に何点得点したか明記しているので確認することができ。
しかし、実技試験でどのようにすると、合格するかの基準はなく、その点数は何に対してつけられたものなのか、減点は何だったのか把握することはできません。

人前で演技する練習も必要となり、独学で学ぶのは厳しい部分があります。
そこで、実技試験の対策講座を行なっているスクールを利用すると便利であり、通信講座と実際に通って学べる講座とあります。