妊娠したら、いつ報告するべき?
子どもを授かることは、とても嬉しいことですね。
しかし、保育士の仕事は心身ともにハードですし、なかなか休みにくい職場が多いのも事実です。
妊娠したけど……職場の人に言いにくい……、そんな悩みを抱えてしまう保育士さんも大勢います。
しかし、つわりがひどくい場合は休まざるを得ませんし、流産の危険がありますから重いものを持ったり、走ったりなど体に負担のかかる作業はほかの職員に変わってもらわなければいけません。
一人の保育士が妊娠すると、他の職員にそのしわ寄せがいくので、妊娠したら一日でも早く報告しましょう。
報告するタイミングは、妊娠がわかったらすぐです。
産婦人科でおめでたですと言われたら、翌日にでも園長先生に報告してください。
それから直属の上司に伝え、次に同僚などに伝えるという順番がベターです。
ただ、保育士には自分が担当する子どもたちがいます。
自分が妊娠して仕事を休んだり、退職したりした場合、子どもたちにどのような影響があるかもしっかりと考えておかなければいけません。
年度の途中に先生が出産でいなくなったら、子どもたちはどのように感じるでしょうか……。
きっと、とても寂しく、不安に感じる子どもも多いことでしょう。
ですから、できれば計画的な妊娠を心がけることをおすすめします。
また妊活をする前に、早めに子どもがほしいと希望していることを、それとなく周囲に伝えておくことも大切です。
特に直属の上司である主任などや、園長先生などには、妊活をすることを報告し、相談しておきましょう。
そうすることで保育園サイドも心構えができますし、妊娠しても協力してもらいやすくなります。
産休制度のメリットとデメリット
働く女性が妊娠した場合、産休制度が適用されます。
これは法律で決まっており、どの職場でも妊婦は産休制度を利用する権利があります。
産休制度とは妊娠予定日の6週間前から、出産後の8週間まで取得できる制度です。
産前産後は妊婦の体調もデリケートになっています。
しっかりと休養をとらないと、母体にも赤ちゃんにも良くありません。
産休制度は法律で決められているただ、産休や育休のとれる期間や支給される手当は、保育園によって違います。
公立保育園は公務員としての規定がありますが、
私立保育園は独自に決めているところもあります。
職場によっては休みが取りにくいところもあり、私立保育園で働く職員の多くが、妊娠を機会に退職しているのが現状です。
可能であれば就職前に、産休制度の規定について確認しておくことをおすすめします。
また、産休制度は働く妊婦の当然の権利ですが、メリットとデメリットがあります。
メリットは何と行っても、母体と赤ちゃんが保護されることですね。
また、妊娠前にしっかり休養をとることができ、自分の時間が増えますから、趣味やスキルアップのための勉強など、忙しくて後回しにしていたことに取り組めるチャンスです。
配偶者と今後の育児やライフプランについて、話し合う時間もとれますから、夫婦で話し合ってお互いの意見を確認できるのもメリットです。
その一方で、産休期間は給与が支給されない職場が大半ですから、この時期の収入が激減するというデメリットがあります。
妊活では産休中の収入についても考えて、事前に貯金をしておくなど、マネープランもしっかりとたてておきましょう。